屋外・防水ビニールカバーの特徴・製作例
屋外防水タイプのビニールカバーは、上記のような製作写真がございますが、基本的にはどのような用途のカバーでも製作が可能となっております。上記の場合ですと、屋外の室外機やタンクなどに被せる防止・雨除けカバーや、船のイスなどの防水カバー、冷蔵庫の防水カバー、屋外の雨除け機械カバー、パレットカバーなど、いづれも防水ビニール・生地にて製作を致しました。予め屋外で使用するかどうかなど、用途をお聞きさせて頂きましたら、お選び頂いたシートやビニール素材が適正かどうかのアドバイスもさせて頂きます。基本的には当店で取扱いのビニールシート関係はいづれも防水性のある素材で防炎機能や不燃機能を有する高機能素材のみ使用してプロ職人が一点づつオーダー製作を行っておりますので、細かな特注加工や製作方法にも対応が可能です。
基本的な屋外用の防水・雨除け目的のビニールカバーの場合は、「防水性」に加えて雨水が浸水しないような加工になっているかも重要な点となります。例えば、雨が溜まるような形状のビニールカバーの場合ですと、予め「この部分に雨が溜まるので完全に浸水しないように処理をして下さい」などの細かなご指示を頂けましたら、ミシンではなく溶着など仕上がりの見た目よりも防水性能を引き上げる加工に切り替える事も可能となりますが、サイズや図面だけでの製作依頼の場合は、用途が詳しく把握できないためミシンなどで縫製する事も多くございますので、予め屋外で防水カバーとして使用するかどうかの有無や、雨が溜まる部分がございましたら、当店担当までご指示をお願い致します。
上記は、防炎・不燃シート一覧に掲載しております防水タイプの防炎シートの一例となりますが、シート自体は完全な防水タイプとなっており、ビニールカバーなどでも非常に多くのカバーにも採用しております。ターポリンは耐候性がないため太陽光などの紫外線を浴び続けるような場所では、硬化・変色などが劣化によって現れ、2年~3年程度でカバーとしての利用が難しくなりますが、ウルトラマックスなど耐候性機能を持つシートであれば、紫外線に対する耐候性が高いため、シート自体は10年前後と高い耐久性・強度がございます。
●屋外でも使用する場合は「耐候性」のあるビニール・シートを推奨しております。
●ビニール・シートは「0.3mm~0.5mm」の厚みがある素材を使用して下さい。
●マイナス温度の環境下では耐寒素材や保冷シートを使用。高温化では耐熱シートを使用。
屋外・防水ビニールカバーの特注加工
屋外対応・防水ビニールカバーの場合、上記のような特注加工が人気ですが、その他にも豊富なカバーオプション加工がございます。防水ビニールカバーの場合ですと、機械・パレット・台車・プールなど多様な用途がございますが、開け閉めする事が多い場合であればファスナー加工を行う事で簡単にビニールカバーの一部分の開閉が可能ですし、ファスナーではなくマジックテープを縫い付ける事も可能です。注意点と致しましては、マジックテープなどの場合は雨水などが入りやすいため、高い防水性を求めるカバーには不向きとなりますので、そのような場合はファスナー加工をおすすめ致します(ファスナー加工でも雨などが溜まりやすい場所、大雨時には微量の水が浸水するためご注意下さい)。
その他にもマグネットなどでより簡単に開口部の開け閉めができる加工がございますが、マグネット加工の場合は屋外用ビニールカバーとして使用すると、錆やすいため荷物や中に入れている機械、資材などにも錆が付いてしまう可能性もございますので、ご注意下さいませ。